令和7年12月7日(日)に、日本指圧学会 冬季学術講習会・実技講習会が開催されました。
午前の学術講習会は計4題が発表されました。いずれも日々の臨床で遭遇する可能性が高いテーマで、活発な質疑応答が交わされました。また、治療結果の統計的な検討やAIを活用した症例報告内容の精査など、今までの本学会にはなかったテーマが組み込まれたものもあり、多くの参加者の興味を引きました。

瀧本正弘「頚椎症・頚椎ヘルニアに対する指圧療法の臨床的検討ーアキバ手あて治療院における症例統計ー」

小川敬子「高齢者の入退院後に起こる歩行困難の改善」

酒見健太郎「足関節内反捻挫に対する指圧療法の一症例」

宮下雅俊「PTSDと診断された交通事故外傷後の持続的動悸に対する指圧療法の臨床的検討ー一回の施術による改善と自己指圧指導の効果ー」
午後には実技講習会が行われました。今回は在校生が少なく、参加者の多くが臨床現場で実務を行っている方たちだったため、より実践的な内容の講習が行われたように思います。

井上寿男「腹部指圧で副交感神経優位に、自律神経を整える。皮膚操作で運動パフォーマンスを上げる。」

高野哲彦「股関節痛(腸腰筋停止部の痛み)の治療法 ※変形性股関節症含む」
次回開催は2027年7月を予定しております。詳細が決まりましたら再度お知らせします。

