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下腿後面への指圧施術によるFFDの変化について:星野喬一、日比宗孝

星野喬一,日比宗孝
日本指圧専門学校 
指導教員:石塚洋之
日本指圧専門学校専任教員

Finger-Floor Distance (FFD) Changes Due to Shiatsu Treatment of the Posterior Crural Region

Kyoichi Hoshino, Munetaka Hibi, Hiroyuki Ishizuka

Abstract : Standing forward flexion changes due to shiatsu stimulation of various regions have been verified and reported. Building on the past results, we researched standing forward flexion changes due to shiatsu stimulation of the posterior crural region. The research was conducted on 21 healthy subjects, and standing forward flexion was significantly improved by shiatsu stimulation of the right and left posterior femoral region for 2’ 24’’ compared to the non-stimulation group. The analysis on marking of caput fibulae also indicated that shiatsu stimulation of the posterior crural region eases tense triceps surae muscle and improves flexibility.


I.はじめに

 指圧刺激による立位体前屈値の変化について、これまで様々な部位への刺激検証及び報告が行われている1) – 6)。田附らの報告3)では、殿部・下肢後側への指圧刺激によって立位体前屈が有意に改善されている。これに対し、廣田らの報告では4)、殿部のみへの刺激によって立位体前屈に有意な変化は見られなかった。

 これらの報告を受け、我々は、前回の実験で大腿後面のみへの刺激の検証を行い、立位体前屈に有意な変化が見られたことを報告した7)

 今回、個別の部位に対しての検証を更に蓄積するために、下腿後面のみへの刺激での変化を測定・検討したので、ここに報告する。

Ⅱ.実験方法

1.対象

 対象は本校学生及び教職員の健常者21名(男性11名、女性10名、平均31.14±10.20歳)で、事前に十分な実験内容の説明をして同意を得た上で行った。

2.実験期間・場所

 2013年12月11日から2014年1月30日まで、本校の第一実習室で行った。実験環境は室温24.16±2.87℃、湿度29.60±7.04%であった。

3.計測方法

(1)FFD(指床間距離)の計測

 FFD(指床間距離、Finger-Floor Distance:以下FFD)計測用のスケール(TTMツツミ社製、1mm刻み)を台座(高38cm、幅44cm、奥行き38cm)に固定して使用した。  台座前端のスケール固定位置に母趾趾尖を揃えて直立した状態から立位体前屈を行い、指尖で押し下げられた計測用目盛りを目視にて計測した。個別に可動する左右の計測用目盛りの平均値を計測値として採取した。

(2)立位体前屈位の撮影(デジタルカメラによる撮影)

 立位体前屈位での姿勢を、デジタルカメラ(パナソニック社製DMC-TZ5)により以下の通り撮影した。腓骨頭にランドマークのシール(円形、直径6mm)を貼りマーキングした。天井から鉛円錐のついた紐(以下、鉛直線)を2本たらし、その間にFFD計測の台座を垂直に設置した。台座の右側方から、前後の鉛直線が重なるアングルにデジタルカメラを三脚にて固定、設置して撮影した。

4.刺激方法

(1)刺激部位

 伏臥位にて、浪越式基本圧点の下腿後面8点を両手母指圧にて刺激した。 下腿後面8点:膝窩横紋中央部(委中穴相当部位)の下部を1点目とし、アキレス腱まで8点取る。下腿三頭筋を指標とする(図1)。

図1. 下腿後側部8点
図1. 下腿後側部8点

(2)刺激時間・方法

 刺激時間は1点圧3秒、8点3通り行い、左右で約2分24秒行った。圧刺激は通常圧法(漸増、持続、漸減)にて快圧(被験者が心地よいと感じる程度の圧)にて実施した8)

5.実験手順

 被験者に対し、事前に実験内容を説明し同意を得た上で、指圧刺激をするもの(以下、刺激群)と、指圧刺激をしないもの(以下、無刺激群)の2種類の実験を、日を変えて行った。

(1)刺激群

 以下の手順で行った。
①伏臥位にて3分間安息。
②FFDを測定。FFD最大位の姿勢を右側面からカメラ撮影。
③指圧刺激。
④伏臥位にて3分間安息。
⑤FFDを測定。FFD最大位の姿勢を右側面からカメラ撮影。

(2)無刺激群

 以下の手順で行った。
①伏臥位にて3分間安息。
②FFDを測定。FFD最大位の姿勢を右側面からカメラ撮影。
③指圧刺激の代わりに伏臥位にて2分24秒間安息。
④伏臥位にて3分間安息。
⑤FFDを測定。FFD最大位の姿勢を右側面からカメラ撮影。

実験手順

6.統計処理

 FFDの改善値(刺激後の計測値から刺激前の計測値を差し引いた数値)について、対応のあるt検定により比較を行った。

7.画像比較処理

 画像データ処理ソフトウェアの GIMPのレイヤー機能を用いて、カメラ撮影した画像の刺激前後での腓骨頭のマーキングの位置の変化を、刺激群、無刺激群のそれぞれで観察した。

 マーキングの位置の変化は以下の3つに分類し、各分類に該当するサンプルが全体に占める割合を算出した。  

  • 分類1.「前方移動」刺激後のマーキング位置が刺激前の位置から前方へ移動しているもの。  
  • 分類2.「後方移動」刺激後のマーキング位置が刺激前の位置から後方へ移動しているもの。  
  • 分類3.「移動無」刺激後と刺激前のマーキングに重なりがあるもの。

III.結果

1.FFDの改善値について(図2)

 無刺激群での改善値0.86±0.33cm(mean±SE)に対して、刺激群での改善値2.16±0.35cmとなり有意差が見られた(p<0.012)。

図2. 無刺激群及び刺激群でのFFD改善値
図2. 無刺激群及び刺激群でのFFD改善値

2.腓骨頭のマーキングの移動について

 FFD改善が見られたサンプルに於いて、無刺激群に比較して、刺激群では前方へのマーキング移動の割合が多いことが観測された。

 また、FFDの改善、改悪にかかわらず、無刺激群に比較して、刺激群ではマーキング移動無しの割合が少ないことが観測された(図3)。

図3. 腓骨頭のマーキングの移動の分類と集計
図3. 腓骨頭のマーキングの移動の分類と集計

 

IV.考察

 本研究は、下腿後面に対する指圧刺激による立位体前屈値の変化を検討するものであった。測定値を分析した結果、刺激群においてFFDの値が無刺激群に比べ有意に改善された。この結果は、先行する諸研究と同等の結果である事から、再現性の高い現象であると言える。

 本研究の刺激対象部位である下腿後面には、腓腹筋内・外側頭とヒラメ筋の3つの筋で構成される下腿三頭筋がある。腓腹筋内側頭は大腿骨内側上顆、外側頭は大腿骨外側上顆を起始部として2つの筋は合してアキレス腱となり踵骨隆起に停止している。ヒラメ筋は腓骨頭を起始部としており、脛骨のヒラメ筋線に停止している。

 下腿三頭筋の作用は膝関節屈曲、足関節底屈であり、立位体前屈では直接的な影響因子ではないが、今回の実験では指圧刺激により下腿三頭筋の柔軟性が改善されたことにより、FFD計測の際に足底接地状態での足関節の背屈動作がし易くなり、そのことが膝関節の伸展の助長や、ハムストリングスの伸長の余剰へと、運動の連動性として影響しFFDの数値が改善したと考えられる。腓骨頭のマーキングの移動の集計結果を見ても、刺激群では、立位体前屈の動作自体によるハムストリングスのストレッチ効果によって刺激後の計測値が変化したことが疑われる「移動無」のサンプルが減少し、足関節の背屈動作がし易くなったことを示すと考えられる「前方移動」が増加している。このことからも指圧刺激による下腿三頭筋の柔軟性改善が示唆されると考えられる。

 今回の研究では画像比較処理を取り入れたことで、指圧刺激の対象局所の運動機能的な変化、また逆に、運動の連動性の中からその局所の変化の証左を示して行く検証など、FFDの計測値の分析のみからでは難しかった研究の取り組みの端緒を見出すことが出来た。

 指圧刺激による立位体前屈値の変化について、身体各所を個別に検証する研究は大枠では下肢前面を残すのみとなっており、個々の研究を集積するレベルの取り組みは収束しつつあると見られる。今後は先行研究の精度向上や批判を目的とした追試の充実や、指圧の運動機能への影響に関して、より発展的な研究への応用が課題であると考える。

V.結語

 健常者21名を対象とした下腿後面への指圧刺激により、FFDの改善値において、無刺激群と比較して、刺激群で有意な変化が見られた。

VI.参考文献

1) 浅井宗一他:指圧刺激による筋の柔軟性に対する効果,東洋療法学校協会学会誌25号,p.125-129,2001
2)衞藤友親他:指圧刺激による筋の柔軟性に対する効果(第3報),東洋療法学校協会学会誌27号,p.97-100,2003
3) 田附正光他:指圧刺激による脊柱の可動性及び筋の硬さに対する効果,東洋療法学校協会学会誌28号,p.29-32,2004
4) 廣田哲也他:殿部指圧刺激による骨盤傾斜に及ぼす影響,東洋療法学校協会学会誌33号,p.104-108,2009
5) 宮地愛美他:腹部指圧刺激による脊柱の可動性に対する効果,東洋療法学校協会学会誌29号,p.60-64,2005
6) 吉成圭他:鼠径部指圧刺激が脊柱可動性に及ぼす効果,東洋療法学校協会学会誌32号,p.18-22,2008
7) 星野喬一他:日本指圧学会誌第2号,p.33-36,2013 8) 石塚寛他:指圧療法学,p.94,国際医学出版株式会社,2008


【要旨】

下腿後面への指圧施術によるFFDの変化について
星野喬一,日比宗孝

 指圧刺激による立位体前屈値の変化について、これまで様々な部位への刺激検証及び報告が行われている。今回我々は、下腿後面への指圧刺激が立位体前屈値に及ぼす変化について測定した。健常者21名の被験者に対して左右の下腿後面へ2分24秒の指圧刺激を行った結果、無刺激群に比べ立位体前屈値が有意に改善された。腓骨頭に付けたマーキングの位置の変動の考察からも、下腿後面への指圧刺激は下腿三頭筋の筋緊張を緩和し、柔軟性を向上させることが示唆される。

キーワード:指圧、ハムストリングス、FFD、立位体前屈


大腿後面への指圧施術による FFDの変化について:星野喬一、日比宗孝、山本恭子

星野 喬一, 日比 宗孝, 山本 恭子
日本指圧専門学校
指導教員:黒澤一弘
日本指圧専門学校教員

Finger-Floor Distance (FFD) changes due to Shiatsu treatment
of the posterior femoral region

Kyoichi Hoshino, Munetaka Hibi, Kyoko Yamamoto, Kazuhiro Kurosawa

Abstract : Standing forward flexion changes due to Shiatsu stimulation of various regions have been verified and reported. Building on the past results, we researched standing forward flexion changes due to shiatsu stimulation of the posterior femoral region. The research was conduced on 29 healthy subjects, and standing forward flexion was significantly improved by shiatsu stimulation of the right and left posterior femoral region for 3’ 30’’ compared to the non-stimulation group. This result indicated that shiatsu stimulation of the posterior femoral region eases tense hamstring muscles and improves flexibility.


I.はじめに

 指圧刺激による立位体前屈値の変化について、これまで様々な部位への刺激検証及び報告が行われている。1) – 6)

 田附らの報告3)は、殿部・下肢後側への指圧刺激によって立位体前屈が優位に改善されている。一方、廣田ら4)は、殿部のみへの指圧刺激によって立位体前屈に優位な変化は見られなかったと報告している。

 これらの報告を踏まえ、今回我々は、指圧刺激部位を大腿後面のみとした場合、立位体前屈値にどういった変化があるかを測定・検討したので、ここに報告する。 

II.実験方法

1.対象

 対象は本校学生及び教職員の健常者29名(男性16名、女性13名、平均30.55±8.71歳)で、事前に十分な実験内容の説明をして同意を得た上で行った。

2.実験期間・場所

 2013年6月17日から7月6日まで、本校の第一実習室で行った。実験環境は室温25.93±0.74℃、湿度54.48±4.94%であった。

3.計測方法

(1)FFD(指床間距離)の計測

 FFD計測用のスケール(ヤガミ社製、1mm刻み)を台座(高さ41cm、幅44.5cm、奥行き90cm)に固定して使用した。

 台座前端のスケール固定位置に母趾趾尖を揃えて直立した状態から立位体前屈を行い、指尖で押し下げられた計測用目盛りを目視にて計測した。

(2)立位体前屈位の撮影(デジタルカメラによる撮影)

 立位体前屈位での姿勢を、デジタルカメラ(富士フィルム社製FinePix F11)により以下の通り撮影した。肩峰突起、大転子にランドマークのシールを貼りマーキングした。天井から鉛円錐のついた紐(以下、鉛直線)を2本たらし、その間にFFD計測の台座を垂直に設置した。台座の右側方から、前後の鉛直線が重なるアングルにデジタルカメラを三脚にて固定、設置して撮影した。

4.刺激方法

(1)刺激部位

 仰臥位にて、浪越式基本圧点の大腿後面10点を重ね母指圧にて刺激した。

 大腿後面10点は坐骨結節直下を1点目とし、膝窩横紋の手前まで10点取る。ハムストリングスや坐骨神経を指標とする。(図1)

(2)刺激時間・方法

 刺激時間は大腿後面10点の1点目を1点圧3秒3回行い、その後、1点圧3秒、10点3通り行い、左右で約3分30秒行った。圧刺激は通常圧法(漸増、持続、漸減)にて快圧(被験者が心地よいと感じる程度の圧)にて実施した。7)

図1. 大腿後面部10点

図1. 大腿後面部10点

5.実験手順

 被験者に対し、事前に実験内容を説明し同意を得た上で、指圧刺激をするもの(以下、刺激群)と、指圧刺激をしないもの(以下、無刺激群)の2種類の実験を、日を変えて行った。

(1)刺激群

 以下の手順で行った。

① 仰臥位にて3分間安息。
②FFD計測用の台座の上で直立姿勢をとり、右側面からカメラ撮影。
③FFDを測定。FFD最大位の姿勢を右側面からカメラ撮影。
④ 指圧刺激。
⑤ 仰臥位にて3分間安息。
⑥FFDを測定。FFD最大位の姿勢を右側面からカメラ撮影。

(2)無刺激群

 以下の手順で行った。

① 仰臥位にて3分間安息。
②FFDを測定。
③ 指圧刺激の代わりに伏臥位にて3分30秒間安息。
④ 仰臥位にて3分間安息。
⑤FFDを測定。

実験手順

6.統計処理

 FFDの改善値(刺激後の計測値から刺激前の計測値を差し引いた数値)について、対応のあるt検定により比較を行った。

III.結果

1.FFDの改善値について(図2)

  無刺激群での改善値0.96±0.27cm(mean±SE)に対して、刺激群での改善値2.37±0.46cmとなり有意差が見られた(p<0.007)。

図2. 無刺激群及び刺激群でのFFD改善値

図2. 無刺激群及び刺激群でのFFD改善値

IV.考察

 本研究は、大腿後面に対する指圧刺激による立位体前屈値の変化を検討するものであった。測定値を分析した結果、刺激群においてFFDの値が無刺激群に比べ優位に改善された。この結果は、浅井ら1)、衛藤ら2)、田附ら3)の研究と同等の結果である事から、再現性の高い現象であると言える。

 本研究の刺激対象部位である大腿後面には、大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の3つの筋で構成されるハムストリングスがある。大腿二頭筋長頭、半腱様筋、半膜様筋は坐骨結節を起始部としており、大腿二頭筋短頭のみ大腿骨粗線の下1/2に位置する外側顆稜線から起始している。

 半腱様筋は脛骨の前方内側、半膜様筋は脛骨の前方外側に停止し、大腿二頭筋は脛骨外側顆と腓骨頭に停止している。立位体前屈では股関節屈曲、膝伸展となり、ハムストリングスが伸張されるため、ハムストリングスの柔軟性は立位体前屈の影響因子であると言える。

 ハムストリングスは、立位姿勢の保持や正常な歩行、しゃがみこんで物を取るような動作の際に働いており、日常生活の中でも多く活動している。その為、緊張しやすく柔軟性が失われやすいと考えられる。今回、大腿後面への指圧刺激によってFFDの値が改善したのは、ハムストリングスの緊張が改善され、柔軟性が上昇した為と考えられる。

 今回の研究では大腿後面のみを刺激対象としたが、殿部から下腿後面までを刺激対象とした研究においてFFDの改善が見られていること、殿部のみを刺激対象とした研究4)においてFFDの改善が見られなかったことから、下腿後面のみに指圧刺激を行った場合のFFDの改善の有無を検討する必要がある。

 また、股関節の屈曲筋である腸腰筋や大腿直筋に対するアプローチも今後の検討課題である。

V.結論

 健常者29名を対象とした大腿後面への指圧刺激により、FFDの改善値において、無刺激群と比較して、刺激群で有意な変化が見られた。

VI. 参考文献

1) 浅井宗一 他:指圧刺激による筋の柔軟性に対する効果, 東洋療法学校協会学会誌(25), p.125-129, 2001
2) 衛藤友親 他:指圧刺激による筋の柔軟性に対する効果(第3報), 東洋療法学校協会学会誌(27), p.97-100, 2003
3) 田附正光 他:指圧刺激による脊柱の可動性及び筋の硬さに対する効果, 東洋療法学校協会学会誌(28), p.29-32, 2004
4) 廣田哲也 他:殿部指圧刺激による骨盤傾斜に及ぼす影響, 東洋療法学校協会学会誌(33), p.104-108, 2009
5) 宮地愛美 他:腹部指圧刺激による脊柱の可動性に対する効果, 東洋療法学校協会学会誌(29), p.60-64, 2005
6) 吉成圭 他:鼠径部指圧刺激が脊柱可動性に及ぼす効果, 東洋療法学校協会学会誌(32), p.18-22, 2008
7) 石塚寛 他:指圧療法学, p.92, 国際医学出版株式会社, 東京, 2008


【要旨】

大腿後面への指圧施術によるFFDの変化について

星野 喬一, 日比 宗孝, 山本 恭子, 黒澤 一弘

 指圧刺激による立位体前屈値の変化について、これまで様々な部位への刺激検証及び報告が行われているが、今回我々は、大腿後面への指圧刺激が立位体前屈値に及ぼす変化について測定した。健常者29名の被験者に左右の大腿後面へ3分30秒の指圧刺激により、無刺激群に比べ立位体前屈値が優位に改善された。よって大腿後面への指圧刺激はハムストリングスの緊張を改善し、柔軟性を向上させることが示唆される。

キーワード:指圧、ハムストリングス、FFD、立位体前屈